新宿駅南口に大型ビルを建設中。「新宿駅南口地区基盤整備事業」とは?
新宿駅南口を出るとまさに工事の真っ最中で驚かれた人も多いと思います。甲州街道沿いに沿って巨大ビルが建設中です。
これは「新宿駅南口地区基盤整備事業」というプロジェクトでJR東日本が、国土交通省、東京都、新宿区とともに進めています。
こちら2016年3月に完成予定なのですがなんと33階建ての巨大なビルが建つことになっています。
その名も「JR新宿ミライナタワー」
新宿でお買い物する人にとってはとて身近な存在の「ルミネ」もこのビルの中でに入る予定です。現状のルミネビルは10~20代の若者を中心として客層になっていますが、今回建設中のビルについてはオフィスゾーンもあるためビジネスマン・OLも意識した店舗も入ってくるのでは?という感じです。
またなんといっても新宿からのバス利用者にとって熱いニュースがコレ!
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●東京・新宿駅の周りに点在する19の高速バス乗り場を1カ所に集約した交通ターミナルビルが2016年春、新宿駅南口に完成。
●1日のバス発着便数は約1600便にのぼり「日本一のバスターミナル」に。更に駅直結で電車との乗り換えもスムーズになる!
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深夜の高速バスなどの利用は楽天トラベルで探すと驚くほどの安さのものが多数出てきますがバス利用者には相当便利になりそうです。
(参考)楽天トラベルの高速バス
世界最大級のターミナル駅である「JR新宿駅」と直結した複合施設が完成
新宿駅南口で工事中の「JR新宿ミライナタワー」は、地上33階、地下2階 建物高さ約170mの大型複合施設です。
ビル内は大きく以下の3つに分けられます。
①オフィスゾーン
地上6~33Fには、高規格で環境性能も優れた賃貸オフィスを提供。1フロア基準階面積約2,100㎡(約630坪)、天井高3,000㎜のゆとりある大規模な整形・無柱のオフィス空間。
②商業施設ゾーン
地上 1~5Fに、これからの新宿に求められる新しいライフスタイルを提案するファッション店舗やレストランを配し、周辺施設との相乗効果による街のさらなる活性化に取り組む。
③文化交流施設ゾーン
新宿交通結節点の上部5~7階に、約300人規模の多目的ホールや屋外広場、さらには、「HAPPY CHILD PROJECT」の一貫として、子育て支援施設等を展開します。地域のみなさまや来街者の方々が様々なイベントに参加でき、都会の中心にいながら自然と触れ合う環境を創出することで、文化交流・情報発信の拠点を目指す。
ということです。
気になるキーワードも出てきましたが、「HAPPY CHILD PROJECT」の一貫として、子育て支援施設等を展開しますとのことで、今旬なテーマ、且つ市民が整備を望む領域ですので今後の情報が気になるところです。
ちなみにビル内の様子としてはこんな感じです。
(クリックで拡大できます)
「新宿駅南口地区基盤整備事業」の内容としては、1つは上記で述べた「JR新宿ミライナタワー」建設であり、これにより人々が集い回遊する新しい交流拠点として魅力あるまちづくりにするということが狙いですが、もう1つが「新宿駅東西自由通路」です。
「新宿駅東西自由通路」は現在既にある新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献する、というものです。
変更前と後のイメージはこんな感じ。
(クリックで拡大できます)
この2つの取り組みが今まさに進んでいます。
注目度という点ではやはり新宿に新宿駅直結の33F建て大型複合施設ビルが建つということかと思います。
このビルは新宿駅直結のビルとなり、日本最大級のメガターミナル駅直結のオフィスビルとなると国内企業、外資系企業含め入居を希望する企業が出てきそうです。
最近では虎ノ門ヒルズのオフィスゾーンが非常に順調に入居が決まっていったようですが日本屈指のターミナル駅新宿直結のランドマーク的ビルということを考えればこちらも順調に行きそうな気も。
またオフィスゾーンが6~33Fということでそれなりの数の企業数と従業員数が収容されますので新宿駅南口近辺(千駄ヶ谷、代々木など含む)の賃貸・購入含めた不動産ニーズも少なからず出てくるのではないかと思います。
今にして思えば、2014年9月竣工のプレシス新宿御苑はタイミング的にも良い物件だったのでは、という印象。
南口方面に位置するこのマンションはまさにこのビル建設によって南口エリアの価値が上がった際に恩恵を受ける物件の一つな気がします。なんといっても新宿駅徒歩4分マンションですからね。
プレシス新宿御苑は大手デベによる物件ではないので金額はある程度抑えられつつ「新宿駅徒歩4分」という抜群の利便性は「資産性」という点では安定しており中古・賃貸ともにニーズはあるでしょう。
また新宿駅南口近辺のマンションとしてはブランズ代々木もあります。
このマンションは東急不動産による新築マンションで2016年9月竣工の物件です。ブランズ代々木は代々木駅徒歩1分、、といっても代々木駅の隣りに位置するマンション(駅まで5メートル)なので歩いて数十秒という希少物件です。
よくこんな駅となりの物件が出たな、という印象ですが価格もそれなりの設定になっています。
専有面積は55.82m平米~66.65平米、販売価格は6,800万円~10,900万円となっています。
坪単価にすると狭い部屋では402万円ぐらい、広い部屋で644万円ぐらいが目安です。
新宿駅も徒歩圏なので日常の暮らしとしてはとても便利だと思いますがやはり高いですね。
さて、この新宿駅南口の工事状況について今後も定点観測していきレポートしていきたいと思います。