新国立競技場によって神宮外苑エリアの不動産価値はどうなるのか?
国立競技場の解体工事のレポートを先日アップしましたが、この周辺で近年分譲されたマンションに「シャリエ神宮外苑」があります。
竣工は2013年7月、売主・施工は東レ建設。
「東レ建設」のマンションはほとんど聞いたことがありません。もちろん親会社の東レは大手有名企業ですが不動産会社もあったんですね。
総戸数35戸の小規模マンションですが設計・監理は日建ハウジングシステムでお洒落な外観のマンションとなっています。
このあたりは風格のある佇まいのマンションもいくつかあり、また雰囲気の良い通りもあります。やはり緑が多いのは良いですね。以下は「シャリエ神宮外苑」のすぐ近くの通り。
ちなみに「シャリエ神宮外苑」の分譲時の価格帯を一部紹介すると以下のよう感じです。
●55平米 2LDK 東向き中住戸 2階 5,850万円(坪単価351万円)
●63平米 2LDK 南角 7階 7,020万円(坪単価368万円)
売主が「東レ建設」ということで大手デベではないのでブランド力という点では弱いですが、神宮外苑の立地、そして新国立競技場の誕生という点を考えれば当時の分譲価格は買いだったのではないか、と思える印象です。
中古、及び賃貸については現在ネットで探す限りだと出てないようです。中古が出た場合いくらなら「買いか」という点ですが、参考として以下物件があります。
「シャリエ神宮外苑」よりも、北参道駅に近い立地となりますが現在販売中の住友不動産の新築マンション「シティハウス神宮北参道」です。
「シティハウス神宮北参道」の間取りタイプを1つピックアップすると、
●55.15m2 2LD・K+WIC+SIC 7,780万円(坪単価466万円)
という価格帯です。
新築とはいえ55平米のコンパクトタイプでこの坪単価ですから広いタイプの部屋についてかなり高い価格帯になっていると思います。
いくら大手デベの住友不動産とはいえ都心マンションではこのぐらいの坪単価の傾向になっていますから、2015年における不動産価格は確かに「不動産ミニバブル」といわれてもしかたないかもしれません。
赤坂・麻布エリアなどでの三井不動産、三菱地所によるマンションは坪単価500万円を平気で超えてきてますからね。。それそろ不動産価格もピークでは、という声も聞こえていますがどうなることやら。
[シャリエ神宮外苑の物件概要]
【住所】東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目13-1(地番)
【アクセス】
都営大江戸線/国立競技場駅 から徒歩6分
JR中央線(快速)/千駄ケ谷駅 から徒歩6分
JR中央・総武緩行線/千駄ケ谷駅 から徒歩6分
東京メトロ副都心線/北参道駅 から徒歩8分
【竣工】2013年7月
【総戸数】35戸
【間取りタイプ】1LDK~2LDK 46.56m2㎡ 〜 63.06㎡
【価格】4,840万円~7,390万円(坪単価343万~387万円目安)
【売主・施工】東レ建設
【設計・監理】日建ハウジングシステム。